最終更新日

ディスクローターも消耗します。

今回、お車検のお車で、

ディスクブレーキの「ディスクローター」の消耗を確認し、交換させていただきました。
この度も当店で車検をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

 

右手前が新品、左奥が消耗したディスクローターです。

ディスクローター(ブレーキローター)

ディスクローターとはディスクブレーキを構成する部品で、銀色の円盤部分です。ディスクローターは、タイヤと同調して常に回転し続けます。ドライバーがブレーキペダルを踏み込むことで、ブレーキキャリパーに組み込まれたブレーキパッドが、ディスクローターを左右から挟み込み、摩擦力によってクルマに制動力を発生させます。その際、摩擦によって生まれる熱量は大変なものですが、その摩擦熱を空気中へ放熱するのもディスクローターの大切な役割です。このように制動力はブレーキパッド、ディスクローターのふたつで生み出します。どちらか一方でも万全な状態でなければ、本来の性能は発揮できません。

 

今回、取り外したディスクローターです。

ローター全面にレコード盤のようにスジができています。ある程度、距離を走れば自然にそうなるものですが、こちらは摩耗が進んでおり、段減りやエッジの立った状態も確認できます。交換が必要であると判断いたしました。

その他にも、急激な温度変化による熱膨張でローターにひずみや、表面にクラック(ひび割れ)が発生する場合もあります。また、状態の悪いディスクローターとブレーキパッドの組み合わせは、制動力が落ちるだけでなく、「ブレーキ鳴き」の原因にもなります。ブレーキパッドだけでなくディスクローターも、交換時期を超えての使用は大変危険です。ブレーキ鳴きがするなど、ブレーキ性能に少しでも不安を感じられましたら、すぐに当店へご相談ください。

 

お客様の安全にとって、大変重要な整備箇所になりますので、慎重に作業させていただきました。

様々な理由は有ると思われますが、現代のディスクブレーキはブレーキパットの交換だけでは無く、ディスクローターも消耗しますので、定期的な研磨や交換が必要となっています。車検ごとの状態確認はもちろんですが、走行距離や運転頻度を考慮した上での定期点検も、ご検討いただければ幸いです。
  
(松原整備センター・フロント:大西)