タイミングベルト&ウォーターポンプ交換の作業風景です。

メーカーの指定で、10万kmに到達すると、エンジン内部のベルトを交換する必要が有ります。

通常、その際にウォーターポンプもセットで作業するケースが多く、単体で交換するよりも重複作業が多い為、同時交換した方が割安になります。ハイエースは構造上、タイミングベルト単体でも作業できるのですが、今回、お写真でも確認できるように、ウォーターポンプに冷却水の拭き出し(ピンク)が確認されたので、同時交換という運びになりました。

ウォーターポンプ

ウォーターポンプは、エンジンを冷やすための冷却水を循環させるためのポンプです。ウォーターポンプから送り出される冷却水をエンジンにそって這わせることで、エンジンのオーバーヒートを防ぎます。多くの場合、ウォーターポンプはエンジンの側面、エンジンそのものに取り付けられています。

 

タイミングベルト

タイミングベルトはエンジン内部にあり、クランクシャフトとカムシャフトを結んでいます。エンジンの動力をクランクシャフトからカムシャフトに伝え、ピストンやバルブを規則的に動かすことで、お互いぶつかることなくエンジンの吸気と排気をスムーズに連動させています。ピストンとバルブが動くタイミングを合わせる役割から「タイミングベルト」と名付けられました。

 

ウォーターポンプとタイミングベルトを同時に交換する理由

一般的にウォーターポンプはエンジンの前側についており、そのさらに前にはタイミングベルトがあります。今回のハイエースは構造上、タイミングベルト単体でも作業できるのですが、ウォーターポンプそのものがタイミングベルトによって動いている場合も多くあります。タイミングベルトの寿命は、一般的に10万kmとされており、ウォーターポンプの交換時には、タイミングベルトを取り外さなければならない場合が多いため、同時期の交換が推奨されています。

 
 

この度もご入庫いただき、ありがとうございます。

これからも安全に走って頂く為に、キッチリ作業させて頂きます。

(松原整備センター・フロント:大西)